知って得々!豆知識情報身近な掃除方法、汚れの取り方等の豆知識をご覧いただけます。
File004 - 洗剤はどうして汚れを落とせるの?
洗剤の種類を説明する前にPH(ペーハー)を知らないと進めません。洗剤を大きく分類する指数があります。
- およそ自然界の汚れは酸性です。油汚れも元は動物油脂や植物油脂です。
壁の汚れの手垢も人間です。タバコのヤニも元は葉っぱです。よって酸性の汚れには全く正反対のアルカリをぶつける事で汚れが分解できます。そのため、清掃業界の日常洗浄は殆どがアルカリ洗剤です。 無機系に対しては酸性洗剤を与えることで汚染を除去出来ます。
中性洗剤は中立の為酸性系、アルカリ系に比べて安全ではありますが、中途半端な性能を持ち合わせていて、結果的に性能を上げるために研磨剤などを配合しているケースが多く見受けられます。 無機質とは「全く燃焼しない汚れで、例えば排気ガスのカーボンブラック、すす、湯垢、エフロレッセンス、錆びなど」。 有機質とは「燃焼すると定義しております。油汚れ、プラスチック、カーペットなど燃えるもの」。
最近熱の出ない燃焼即ち“光触媒”が脚光を浴びていますが、触媒は光が当たると主成分の二酸化チタンが35,000度の無熱性高熱で汚れを燃焼させてしまうので汚れがつかないのです。